Tuesday, May 16, 2017

ミツバチのうた②



昨日の続きです。

蜜や花粉を運んで来たり、
この巣箱で生まれる赤ちゃん蜂や
女王蜂のお世話をする働き蜂も大事ですが、
女王蜂が死んでしまうとミツバチは群れとして成り立ちません。
健康な女王蜂が巣の中にたくさん卵を産んでくれることが、
今後の群れの繁栄に直接関わることになります。

ミツバチの群れを購入すると、
たくさんの働き蜂の入った木の箱の中に
女王蜂の入った小さな箱がついてきます。

蜂の群れが入っていた木箱

こんな小さな箱の中に女王蜂がいらっしゃいます🐝


働き蜂より少しだけ体が大きくて色も違う女王蜂は
蜜ろうで入口を固められたこの小箱の中にいます。
女王様と言っても冠をかぶっているわけではないのでね、
素人にもすぐ見つけられるように黄色のしるしが背中についていました。

女王蜂のフェロモンに反応したのかな?働き蜂が小箱にしがみついています

入口の蓋にしてある蜜ろうを緩めて

巣箱の真ん中に吊り下げます。
女王蜂サマは自分でここから出て来て、
巣箱の中を動き回って
働き蜂が作った育児室用の巣の中に卵を産むのです。


夫が養蜂のクラスで学んだことを
ちゃんと活用できていることを祈りながら
そーっと蓋を。

押しピンでとめたこのテープの先端に女王蜂の小箱がぶら下がっています

何時間かしてから戻ってみると、
興奮して飛び回る羽音の音がずいぶん小さくなって、
鼻歌みたいに聞こえてきていました。


夕方にもう一度来ると、
飛び回っていた働き蜂たちはすっかり落ち着いて、
巣箱の中から聞こえてくる羽音は
ますます小さく穏やかになっていました。

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