Thursday, December 5, 2013

田舎の生活  A good neighbor

 
 
 
 
朝一番に、
こうやって日だまりで朝ごはんを食べるニワトリたちを見るのが好きです。
何の心配事もないような気ままな態度で、
無心に地面をつついて餌を食べる様子は平和そのもの^^
 
しかも、だまって食べるんじゃなくて、始終何かつぶやきながら 笑
いったい何を言っているんだろうと想像すると、
一人で笑ってしまいます。
ついついカメラを構えて写真を撮ってしまうけど、
結果は同じような写真がたくさん並ぶだけなんだけどね。
 
 



残念なことに、この鶏たちがこうやって朝ごはんを食べる画像は
この日が最後になってしまいました。
 
 
昨日、雨もあがってタカの姿も見えなかったので
ひさしぶりに一日中フェンス内で遊ばせていたら、
近所の犬が入ってきて、
ほとんど全部の鶏が死んでしまいました。





怖い思いをして死んでしまった鳥たちを思うとかわいそうだけど、
犬ってそんなもんですよね。 
チラチラ小さいのがたくさん動いているのが見えて
思わず飛び込んで行ってしまったのでしょう。
犬のオーナーの方がパニック状態でうちに来て、
慌てて様子を見に行くと、
たった5分前までは楽しそうに走り回っていた鳥たちは
変わり果てた姿になっていました。
 
 
その近所の人にはそれまで会ったことがなかったのですが、
正直に知らせてくれて本当にありがたかったです。
自分の犬がとんでもないことをしてしまって、
まだ面識もない家の門を叩くのはどれだけ勇気のいることだったでしょう。
でももし、彼女がそのままこっそり犬を連れて家に帰っていたら、
うちはあと1時間もすれば子供たちが帰って来る時間で、
そしたらすぐに鶏小屋に行っていたと思います。
何も知らずに子供たちがあの情景を目にすることになっていたらと思うとぞっとします。
 
ちゃんと心構えができてから、私が様子を見に行けてよかったです。
 
 
 
まだ温かい遺体をひとつひとつ拾っていたら、
コッコッコッと聞こえたので振り向くと、
どこかに隠れていたのか、雌鶏の一羽が出てきました。
 
ホロホロ軍団はどこか遠くに飛んで行ってしまったと思っていたら、
一羽、また一羽と、近くの高いもみの木から降りてきました。
 





小屋の中にもいくつか遺体があって、
それを片づけようとしたら、遺体の間から
雄鶏のロッキーが出てきました。
 
足を怪我している状態だったので、長く生きられるかわかりませんが、
全滅じゃなかったのは不幸中の幸いでした。
今朝はこれから小屋に行って、もう一度ロッキーの様子を明るいところで見てみようと思います。
 
 

 
 
 
昔住んでいたところは町中で、みんなストレスの多い生活をしているからなのか、
スーパーでの小競り合い、道路での車同士のケンカ、
学校での生徒同士のケンカ、
大騒ぎで学校に乗り込んでくる父兄など、
目にするだけでもストレスになってしまうような場面も多かったですが、
この辺では今のところ平和な毎日です。 
でも、たまに聞くのが犬が家畜を殺してしまって、
それで始まるご近所同士のいざこざです。
 
ニワトリ、うさぎ、ヤギ、被害に遭いやすい動物はいろいろですが、
そういった家畜をペット同様にかわいがる気持ちと、
家畜としての価値だけでみるそのギャップが問題を大きくして
裁判沙汰にまでなるという話はよく聞きます。


今回うちの場合は、
犬のオーナーのとった誠意のある行動のおかげで
問題は最小限で食い止められました。
彼女が勇気を出してうちに来て、
ことの次第を話してくれたので、
私も彼女に思いやりを持って接することができました。

 
 
いい近所づきあいというのは、
ただ笑顔であいさつをかわして、差しさわりのない範囲だけで
やり過ごすことだけではないと思います。
 
死んでしまった鳥たちは、その5分前までは
とても楽しそうに『ニワトリ生活』を謳歌している様子でした。
この鳥たちの命と引き換えに、
新しい人との繋がりが生まれました。
 
また今日から、
残った鳥たちのためにせっせとお世話をして、
また近いうちにヒヨコたちを迎えることができると思います。
 
 

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