Friday, January 17, 2014

自由の代償 The cost of freedom

 
見えにくいですが、↓の画像で写っている
ニワトリの簡易フェンスを取り除く作業を昨日しました。
もとはといえば、このフェンスは
小屋から遊びに出てくるようになった鳥たちが
危ない場所に入り込んだり、
迷子で戻ってこれなくなったりしない為に設置したものでした。
 
その鳥たちもすっかり大きく賢くなって、
もうすぐ本物のでっかい外フェンスもつくし、
寒い間に生えてきたフェンス内の雑草の芽も食べつくしてしまったので
思い切ってはずしてみることにしたのです。
 
 
 
 
 
 
気持ちのいい朝陽の中での作業は一時間ほどで終わって、
思い付きでやりはじめた割には滞りなく、
今までやった外の仕事の中では一番簡単だったかも。


夫がフェンス網を杭からはずしているところ



はずしたばかりの昨日は、
フェンスがなくてもフェンス内の場所から出ることがなかった鳥たちでした。
 
 
 
そして、今日は記念すべき第一日目。
 
これから鳥たちの世界は今までの30倍くらいの広さになります。
外フェンスがしあがるまでは、私が外にいる時限定ですが、
フェンスがしあがれば、昼間は一日中自由に外にいられます。
 
みんな勢いよく外に飛び出して遊んでいる間に
小屋の中のヒヨコの世話と小屋の掃除をしていました。
ふと振り返ったら、外を飛び回っていたホロホロ軍団と、
ロッキーとロッキーの奥さんが一目散に小屋に走ってくるところでした。
 
 
外に出てみると、首輪をした大きな犬が!
「ダメ!」と叫ぶとウヮン!っと大きく一声吠えて、牧草地をずーっと駆け抜け、
何度もこっちを振り返りながら200mくらい先の隣の家の柵をくぐって、
もう一回振り返ってこっちを見ながら何度か吠えると、
身をひるがえして奥の森の中に消えていきました。
 
はぁ~~ そばにいてよかった!
っていうか、私が襲われなくてよかった^^; 
たまたま遊びに来ただけだったかもしれませんが、
何もなくてよかったです。
この辺は、飼い犬の他にもコヨーテやイノシシなんかもいるので
フェンスがしあがるのが待ち遠しいです。



太陽の下で風に吹かれながら、
自由に地面をつついたり日向ぼっこをしたり。
理想的な環境で暮らす鶏は羽色もよくて元気そのものですが、
その割には長生きできないことが多いようです。

自然の中で好き勝手に生きる自由の代償は
たくさんいる天敵に遭遇して命を落とす可能性。
 
襲われる心配なく、せまい小屋の中だけで一生を過ごす鳥もたくさんいます。
外の世界を知らずに過ごしている鳥は、
それなりに小屋の中で楽しみを見つけて結構幸せに暮らしているのかもしれません。
飼い主だってフェンスを設置したりマメに様子を見に行ったりと、
外敵から守る手段を考える手間も省けます。

私がニワトリだったらどっちがいいかな?

外で走り回る鳥たちをみると、
やっぱり自由にさせてあげたいなぁ。。。と思うのです。
 
 


がんばって群れを守ってね


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