森の子 Child in the forest

 

 

 

大きな樫の木です。

 

ここが森だった頃からもともとあった木なのかな～

敷地を囲むようにしてこれくらいの大きな樫の木が４，５本あって、

秋には木の下が落ち葉でふかふかになります。

落ち葉の中にはピカピカのどんぐりもたくさん落ちていて、

大きな灰色のリスやちっちゃいシマリスたちがよく遊びに来ます。

 

 

樫の木の下の方の枝を掴んで引き下ろすと、

マロちゃんとラジが寄って来てもしゃもしゃ葉っぱを食べます。

 

葉っぱを食べさせていたら、

上の方から『グッグッ』と、リスの威嚇の声が聞こえてきました。

しばらく見上げてみたけど姿は見えないー。。。

 

邪魔してゴメンねー

でもハーレィたちが来るから逃げた方がいいんじゃない？

 

なんて思いながらしばらくいたら、

危険がないとわかったのか威嚇の声はしなくなって、

代わりにコリコリ何か齧る音がしはじめました。

 

どこだー？？

 

 

 

 

 見つけた！＾＾

 

 

別に隠れているようでもなかったけど、

なかなか見つけられないもんですね～

 

猫たちと一緒にずいぶん長い間上を見上げて

やっと見つけました。

 

ここなら十分安全だから、

キョロキョロしている私たちを見下ろしながら

のんびりご飯中だったかな。

 

巣もありました。

 

去年はシマリスもたくさん見かけたけど、

今年はどうだったかな～

 

ローラに捕まったのも２，３匹いました。

うちの猫たちは森の中の河川敷で野生化していた群れから保護された猫なので、

捕まえた小動物は容赦なく食べてしまいます。

 

餌も十分あげているんだけど、

やっぱり習性なのかな。

野ネズミでもリスでも小鳥でも、

ほとんど跡形なく食べてしまいます。

でも灰色のリスはね、
サイズが大きいので猫被害は心配ないかな。
 

 

納屋の掃除なんかも全部終わらせて、

また木の下まで戻ってみると

まだ齧っている音が聞こえてました。

そして、さっきはしなかった、
数匹が走り回っているみたいな音も。

姿は見えないけれど、
一秒前までいた揺れる枝は見えるんです。

木の上から下へ
枝から枝へ

自由自在に走り回る数匹の
風みたいな音だけします。

かくれんぼ？
鬼ごっこ？

 

そして、さっきと同じ場所で食べているのは
やっぱりさっきと同じリスかな？
 

まだお腹いっぱいにならないのー？